アメックスのプロパーカード3種を徹底比較!提携カードとの違いやメリットまとめ

充実した特典やステータス性から人気が高いクレジットカードが、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードです。

今回は、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードの種類の違いや特典、メリットをご紹介したいと思います。

アメリカン・エキスプレスのプロパーカードとは

アメリカン・エキスプレスのプロパーカードとは、提携カードではなく、アメリカン・エキスプレス自体が直接発行しているクレジットカードのことを指します。

プロパーカードと提携カードに上下関係はありませんが、プロパーカードにはプロパーカードならではの強力な特典が用意されており、プロパーカードを保有するメリットの1つとなっています。

現在、申込から発行可能なアメリカン・エキスプレスのプロパーカードは、下記の3種類です。

  • アメックスグリーン
  • アメックスゴールドプリファード
  • アメックスプラチナ

以前は「アメックスゴールド」というカードが発行されていましたが、2024年にアメックスゴールドプリファードが登場したタイミングで新規発行を停止しています。

また、実はアメックスプラチナのさらに上のランクに「アメックスセンチュリオン」と呼ばれるカードも存在していますが、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードで利用実績を積んだ一部の方がインビテーションを受け取って発行できるカードです。入会費や年会費もかなり高額ですが、アメックスセンチュリオンを発行するためにはアメックスプラチナを保有して利用実績を積んでいけばインビテーションを受け取れる可能性も高まります。

アメックスグリーン

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード

アメックスのプロパーカードを手軽に持ちたい方におすすめ

年会費
13,200円
還元率
1.0%
ブランド
Amex
  • 1ヶ月1,100円の月会費制
  • 初月月会費が無料
  • Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能

アメックスグリーンは、プロパーカードの中でも最も年会費が安くスタンダードなカードです。

年会費が13,200円となっており、一般的なクレジットカードの中だとゴールドカードと同等の位置づけになります。

アメックスのプロパーカードを保有したいけれど、あまり年会費が高いカードには手が出せないという方はアメックスグリーンがおすすめです。

CHECK!

  • アメックスプロパーカードの入門カード
  • レストランやホテルなどが特別価格で利用できる様々な特典

アメックスゴールドプリファード

アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード

高級感を感じる金属製のカードが特徴のゴールドカード

年会費
39,600円
還元率
1.0%
ブランド
Amex
  • 発行されるカードが高級感を感じる金属製
  • 継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが10,000円分もらえる
  • 年間200万円以上利用で継続特典として国内ホテルの無料宿泊特典がもらえる
  • 通常3,300円のメンバーシップ・リワード・プラスが無料で利用できる
  • プライオリティ・パスの年会費が無料+年2回まで利用料金が無料
  • Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能

アメックスゴールドプリファードは、アメックスグリーンよりもワンランク上の豪華な特典が魅力のカードです。

例えば、下記のような特典が付帯されています。

CHECK!

  • 国内ホテルで利用可能な無料宿泊特典
  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジット10,000円分
  • プライオリティ・パスが年2回まで無料で利用可能(同伴者は有料)
  • レストランやホテルなどが特別価格で利用できる様々な特典

この他にも様々な特典が用意されており、それで年会費が39,600円なので、特典をフル活用すればコスパは抜群のカードだと言えるでしょう。

アメックスプラチナ

プラチナ・カード®

年会費を超える特典が利用できるアメックスプロパーカードの「プラチナカード」

年会費
165,000円
還元率
1.0%
ブランド
Amex
  • 特別感を感じるメタル製のカード
  • 24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」
  • アメックスの上級会員だけが利用可能な「センチュリオンラウンジ」が利用可能
  • 継続特典の「フリー・ステイ・ギフト」で国内ホテルに無料で宿泊
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • 継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが20,000円分もらえる

アメックスプラチナは、申込可能なアメックスプロパーカードの最上位カードです。

年会費は165,000円で一般的なクレジットカードと比べるとかなり高めに設定されており、アメックスプラチナを持っていること自体が一定のステータスを感じさせます。

CHECK!

  • プラチナ・コンシェルジェ・デスクが利用可能
  • 国内ホテルで利用可能な無料宿泊特典
  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジット10,000円分
  • プライオリティ・パスが同伴者1名を含め無料で利用可能
  • 家族カードが4枚まで無料
  • レストランやホテルなどが特別価格で利用できる様々な特典

ゴールドプリファードとの大きな違いとして「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」を利用することができ、レストランの相談や予約など、日々のちょっとした困りごとをサポートしてもらえます。

アメックスプロパーカードのメリット

プロパーカードは「メンバーシップ・リワード・プラス」が利用可能

メンバーシップ・リワード・プラス

「メンバーシップ・リワード」とは、アメックスのプロパーカードで利用可能なポイントプログラムです。

その中でも、さらにお得にポイントが貯められる「メンバーシップ・リワード・プラス」というプログラムが用意されています。

メンバーシップ・リワードは、提携カードの一部でも利用可能ですがメンバーシップ・リワード・プラスに登録できるのはプロパーカードだけとなっており、プロパーカードを持つ大きなメリットとなります。

メンバーシップ・リワード・プラスを活用すると、Amazonでの利用でマイル還元率が3%になるなど、普段の買い物でもお得にポイントやマイルが貯められます。

プライオリティ・パスのラウンジが利用可能

プライオリティ・パス

アメックスのプロパーカードは、世界約150カ国にある1,600カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を年会費無料で利用することが可能です。

プライオリティ・パスの年会費は、一番安いプランでも99ドルもするため、海外でも空港ラウンジをたくさん利用したい人にはおすすめの特典。

カードの種類によって利用時の料金がそれぞれ異なり、下記の通りです。

グリーンゴールドプリファードプラチナ
年会費無料無料無料
利用時35ドル年2回まで無料
3回目以降は35ドル
無料
同伴者35ドル35ドル1名まで無料
2人目以降は35ドル

プラチナであれば、自分と同伴者2名分のプライオリティ・パス利用料金が無料で利用することができるため、かなり注目の特典です。

意外と知らない人も多いですが、アメックスグリーンもプライオリティ・パスの年会費が無料となっていて、利用時に35ドル支払うことでプライオリティ・パスのラウンジを利用することができます。

継続時無料宿泊特典やトラベルクレジットがもらえる(ゴールドプリファード/プラチナ)

トラベルクレジット

トラベルクレジットとは、国内外のホテルの宿泊で利用できるクレジットで、例えば10,000円分のトラベルクレジットがあれば、支払金額が10,000円引きで利用することができます。

利用の際はアメックスの公式サイトからの予約が必要ですが、毎年付与されるので旅行が多い方やホテル宿泊を利用したい方にはぴったりの特典です。

トラベルクレジット利用時の注意点

  • 有効期限は1年間
  • トラベルオンラインで事前予約/決済
  • ホテルのみ対象
  • 1回の単一の予約で最低利用金額以上の支払い

カードの種類によりトラベルクレジットの金額が異なっており、それぞれ下記の通りです。

グリーンゴールドプリファードプラチナ
トラベルクレジット-10,000円分20,000円分
最低利用金額-20,000円40,000円

宿泊代金が最低利用金額以下の場合にはトラベルクレジットが利用できないので、注意しましょう。

「招待日和」でレストランのコースメニューが1名分無料に

招待日和

招待日和は、「会員制のレストラン優待サービス」です。入会条件を満たしていれば会費を支払うことで入会することも可能ですが、アメックスのプロパーカードならカードの特典として年会費無料で利用することができます。

所定のコースメニューを2名以上で利用すると1名分のコースメニュー料金が無料になるサービスで、100店舗以上のレストランを特別価格で利用することが可能。

対象レストランで「半年に1回まで」利用することが可能で、異なるレストランを利用すれば半年に1回ずつ1人分無料で豪華な食事をお得に楽しむことができます。

予約の際は、専用のフォームから予約が必要となっているので注意が必要です。

グリーンゴールドプリファードプラチナ
サービス名2 for 1 ダイニング by 招待日和
-グリーン・オファーズ-
ゴールド・ダイニング by 招待日和2 for 1 ダイニング by 招待日和
利用可能店舗国内約100店舗国内、シンガポール約250店舗国内、シンガポール、台湾、ハワイ約250店舗
家族カード--利用可

海外旅行先でのサポートが充実

アメックスのプロパーカードは海外旅行での手厚いサポートを特典で利用することが可能です。

24時間日本語で対応してもらえるので、言葉が通じない海外の旅行先で困った際にも頼ることができます。

例えば、予約関連だと下記のようなサポートを依頼することが可能。

  • 航空券の予約、発券、予約の再確認、変更
  • ホテルなど宿泊施設の紹介、予約、取消
  • レンタカー/リムジン・サービスの案内、予約、取消
  • ローカル・ツアーの案内、予約、取消
  • レストランの案内、予約、取消
  • ゴルフ・コースの案内、予約、取消
  • 主要都市でのミュージカル等のチケットの案内

この他にも、パスポートの紛失時のサポート病院の紹介など、トラブルの際にもサポートを依頼することができます。

カードの種類ごとにサポートの充実度が異なりますが、上記のような内容はアメックスグリーンの「グローバル・ホットライン」でも対応してもらうことが可能です。

グリーンゴールドプリファードプラチナ
海外旅行先でのサポートグローバル・ホットラインオーバーシーズ・アシストプラチナ・カード・アシスト

カードの種類による特典の違い

アメックスグリーン、アメックスゴールドプリファード、アメックスプラチナの3つのカードの特典の違いを下記の表にまとめました。

グリーンゴールドプリファードプラチナ
年会費13,200円
(1,100円/月)
39,600円165,000円
家族カード年会費6,600円
(550円/月)
2枚まで無料
3枚目以降:19,800円
4枚まで無料
フリー・ステイ・ギフトなし継続時に1泊2名分
(年間200万円以上の利用で)
継続時に1泊2名分
トラベルオンラインクレジットなし継続時に10,000円分継続時に20,000円分
レストランでの特典(招待日和)国内約100店舗国内、シンガポール約250店舗国内、シンガポール、台湾、ハワイ約250店舗
空港ラウンジ
(カードラウンジ)
国内主要空港・ハワイで無料国内主要空港・ハワイで無料国内主要空港・ハワイで無料
プライオリティ・パス
年会費
無料無料無料
プライオリティ・パス
利用料
35ドル年2回まで無料
(同伴者は35ドル)
何回でも無料
(同伴者は1名まで無料)
センチュリオンラウンジ--
ファイン・ホテル・アンド・リゾート--
ザ・ホテル・コレクション--
手荷物無料宅配サービス出国・帰国時にそれぞれ1個まで出国・帰国時にそれぞれ1個まで出国・帰国時にそれぞれ2個まで
海外旅行先でのサポートグローバル・ホットラインオーバーシーズ・アシストプラチナ・カード・アシスト
海外旅行障害保険最高5,000万円最高1億円最高1億円
国内旅行傷害保険最高5,000万円最高5,000万円最高1億円
個人賠償責任保険--
ゴルフ保険--
オンライン・プロテクション
リターン・プロテクション
スマートフォン・プロテクション3万円5万円5万円
ショッピング・プロテクション500万円500万円500万円
キャンセル・プロテクション年間10万円年間10万円年間50万円
ホームウェア・プロテクション--
ワランティ・プラス--

当然ですが、ランクが上がるほど特典の内容も充実されます。

またアメックスプラチナについては、保険や各種プロテクションが充実しており、特に個人賠償責任保険は万が一の事故の場合に1億円まで保障を受けることができるため、かなり心強いです。

アメックスのポイントの貯め方や使い道

メンバーシップ・リワード

アメリカン・エキスプレスのプロパーカードで貯まるポイントは、独自のポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」のポイントです。

メンバーシップ・リワードポイントのおすすめの交換先は「ANAマイル」で、1ポイント=1マイルの交換レートでマイルに移行することができます。

それ以外にもカードの利用代金をポイントで支払ったり、カタログサイトから好きな商品を選んで交換することもできます。

プロパーカードと提携カードの違い

カード券面にアメックスのロゴが無い

アメックスグリーン

アメックスのプロパーカードには、提携カードに印刷されている「アメリカン・エキスプレスのロゴ」が印刷されていません。

これが1つのプロパーカードと提携カードの見分け方となっていて、実際にアメックスグリーン、アメックスゴールドプリファード、アメックスプラチナのカード券面にはロゴがありません。

どちらが上という訳ではありませんが、プロパーカードの特徴の1つとして知っておくと良いでしょう。

特典やサービスの違い

マリオットアメックス

提携カードは、提携先のサービスでの特典が用意されています。

例えば、マリオットアメックスであれば、Marriott Bonvoyのホテル宿泊に使えるMarriott Bonvoyポイントを貯めることができ、提携ホテルでの無料宿泊特典を受け取ることができます。

ANAカードであれば、ANAマイルがお得に貯められたり、搭乗時にボーナスポイントがもらえたりするなど、ANAでの利用がお得になる特典やサービスが用意されています。

プロパーカードと提携カードのどちらがお得になるかは、使う人次第なので、自分がプロパーカードと提携カードのどちらの特典に魅力を感じるかという点で発行するカードを選ぶと良いでしょう。

おすすめの提携カード

マリオットアメックスプレミアム

Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード

還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える!

年会費
49,500円
還元率
3.0%
ブランド
Amex
  • ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
  • 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典(50,000ポイント相当)を獲得(継続特典)
  • カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
  • 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット

マリオットアメックスプレミアムは、通常時のポイント還元率3%という還元率の高さが特徴のカード。

それ以外にも国内外のMarriott Bonvoy提携ホテルで使える無料宿泊特典やエリート会員資格が獲得できるなど、旅行好きにおすすめのクレジットカードです。

ANAアメックス

ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般カード)

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用できるANA一般カード

年会費
7,700円
還元率
1.0%(マイル)
ブランド
Amex
  • マイルへの交換には「ポイント移行コース」の登録が必要(年間6,600円)
  • ポイント移行コース登録で、ポイントが無期限に
  • 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者も1名まで無料)
  • 入会時・継続時に1,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが10%

ANAアメックスは、通常時のマイル還元率が1%で、さらにANAの航空券の購入や搭乗でお得にマイルが貯められるカードです。

年会費は一般カードなら7,700円と比較的お手頃な価格で保有することができ、ポイント移行コースに登録するとポイントの有効期限が無期限となり、自分のペースでマイルが貯められます。

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