【2024年】アメックスプラチナの特典を徹底解説！年会費16万5000円の価値はある？
更新日：2024/08/09
年会費なんと165,000円のハイランククレジットカード「アメックス・プラチナ」の特典を徹底的に解説しました。
どんな特典が用意されているのか、どのような人におすすめの特典なのか、詳しくご説明したいと思います。
アメックスプラチナとは
プラチナ・カード®
年会費を超える特典が利用できるアメックスプロパーカードの「プラチナカード」
- 年会費
- 165,000円
- 還元率
- 1.0%
- ブランド
- Amex
- 特別感を感じるメタル製のカード
- 24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」
- アメックスの上級会員だけが利用可能な「センチュリオンラウンジ」が利用可能
- 継続特典の「フリー・ステイ・ギフト」で国内ホテルに無料で宿泊
- プライオリティ・パスが無料で利用可能
- 継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが20,000円分もらえる
アメックスのプロパーカードの中で、現在申込みにより発行できるカードは下記の3種類です。
- アメックス・グリーン
- アメックス・ゴールドプリファード
- アメックス・プラチナ
上記の通り、アメックスプラチナは申込みにより発行可能なプロパーカードの中で最上位のカードであり、日本国内で発行されているクレジットカードの中でもかなりランクが高いカードに分類されます。
年会費は165,000円で、かなりの高額となっていますがその分特典も充実しており、「一定の収入や資産を持つ一流の人のためのクレジットカード」という印象です。
正式には「プラチナ・カード®」という名称ですが、一般的には分かりやすく「アメックスプラチナ」と呼ばれています。
以前はインビテーションが無いと発行することができませんでしたが、現在では誰でも申し込みを行うことができ、審査に通過すれば発行することができます。
セゾンカードが発行している「セゾンアメックスプラチナ」と混同されることもありますが、全く異なるカードなので注意しましょう。
アメックスプラチナの特典・メリット
24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」
アメックスプラチナを保有する一番の理由とも言えるのが「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」が利用できる点です。
下記のような様々なサービスをコンシェルジュに依頼することができ、会食や旅行、贈り物など幅広く手配してもらうことができます。
時間が足りないビジネスマンや、会食が多くレストランの予約や贈り物の機会が多い人から支持されています。
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| トラベル・サービス | 航空券や客船の手配、ホテル、レストランなどのプランの提案、予約を行ってくれる |
| プラチナ・クルーズ | 厳選された豪華客船クルーズの予約や利用が可能 |
| ラグジュアリー・レール | 豪華列車の指定レストランで特典が利用可能 |
| ギフト・サービス | 大切な記念日やお祝いの日に花、フルーツ、ワインなど希望に合わせたギフトを届けてもらえる |
| パーソナル・インポート・サービス | 日本未発売で購入広報が分からない場合など、代わりに発注や購入をしてもらえる |
| プレミア・ゴルフ・アクセス | 会員制の一流ゴルフクラブをビジター料金で利用可能 |
| プラチナ・アクセス | 通常では非公開とされている文化財などの特別拝観の予約を可能な限り手配してもらえる |
| プライベート・クルーズ | 国内の対象マリーナでクルーザーを優待料金で利用可能 |
| 海外エンターテインメントチケットの手配 | コンサートやオペラ、演劇、イベントなど海外のチケットを可能な限り手配してもらえる |
コンシェルジュは上記のようなサービスのプロなので、自分では見つけられないような素敵なレストランを見つけてもらえるなど、日々の体験をより豊かになります。
アメックスの上級会員だけが利用可能な「センチュリオンラウンジ」が利用可能
アメックスの限られたカードを保有している人だけが利用可能な「センチュリオンラウンジ」は、アメックスプラチナを保有していればもちろん利用可能です。
2025年には羽田空港の第3ターミナルに国内初のセンチュリオンラウンジが作られることが発表されました。
センチュリオンラウンジの中では食事やアルコールを含むドリンクの提供、シャワーなどを利用することが可能です。
世界各地でラウンジが提供されているので、海外旅行や出張の機会が多い方にとっては魅力的な特典です。
継続特典として国内ホテルの無料宿泊特典がもらえる
カード更新時に、「フリー・ステイ・ギフト」と呼ばれる国内の対象ホテルで利用できる無料ペア宿泊券がもらえます。
Marriott BonvoyやHiltonなども対象になっていて、50以上のホテルの中から好きなホテルに宿泊が可能。
フリー・ステイ・ギフト対象のホテル
- ヒルトン
- 西武プリンスホテルズ＆リゾーツ
- マリオット・インターナショナル
- オークラ ニッコー ホテルズ
- ハイアットホテルズアンドリゾーツ
- ニューオータニホテルズ
- ロイヤルパークホテルズ
プライオリティ・パスが無料で利用可能
カードラウンジよりもワンランク上の「プライオリティ・パス」の空港ラウンジが無料で利用可能。
プライオリティ・パスは、世界中の空港ラウンジが利用できる会員サービスで、一部のクレジットカードに特典として無料資格が付帯しています。航空会社ラウンジと同様に軽食やアルコールも楽しむことができ、世界中に空港ラウンジがあるため航空会社に縛られず、広範囲で利用できるというメリットがあります。
その他の特典
提携ホテルの会員ステータスがもらえる
アメックスプラチナは保有しているだけで各ホテルグループの上級会員ステータスが与えられ、ホテル利用時に部屋の無償グレードアップやレイトチェックアウトなどの特典を利用することができます。
ホテルの提携クレジットカードと違って、ホテルグループが限定されていない点がアメックスプラチナの強みですね。
| グループ | ステータス |
|---|---|
| Marriott Bonvoy | ゴールドエリート会員資格 |
| Hilton | ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス |
| Seibu Prince Global Rewards | プラチナメンバー |
| Radisson Rewards | Premiumステータス |
継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが20,000円分もらえる
カード更新時に、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでご利用できる20,000円分のトラベルクレジットが利用可能です。
ザ・ホテル・コレクション
提携ホテルで2連泊以上すると、優待料金や特典が利用可能なプログラムです。
特典の内容はホテルによって異なるため、利用時には事前にチェックしておきましょう。
アメックスプラチナの還元率は？
アメックスのプロパーカードは、カードのランクによって還元率は変わらず、いずれも100円の利用につき「メンバーシップ・リワード ポイント」が1ポイントもらえます。
メンバーシップ・リワードポイントはマイルやポイントの交換に利用することができ、ANAマイルであれば最高1ポイント＝1マイルと交換することが可能です。
まとめると、ポイント還元率は1% で、ANAマイルに交換すればマイル還元率も1% となります。
また、アメックスプラチナを保有していると「メンバーシップ・リワード・プラス」を無料で利用することができ、このプログラムを活用するとAmazonなど対象のサービス利用時にANAのマイル還元率を3%にすることができるなど、お得にマイルを貯めることが可能です。
CHECK!
- ポイント還元率は1%
- ANAマイルならマイル還元率も1%
- Amazonなど対象のサービス利用すればマイル還元率は最高3%に
アメックスプラチナ発行に必要な年収
アメックスプラチナを発行するために必要な年収は、500万円前後だと言われています。
年収だけを見てカード発行の審査を行っている訳ではないので、あくまで参考値となりますが、年収1,000万円以上の人だけが発行できるクレジットカードという訳ではありません。
ただし、165,000円の年会費は他のクレジットカードと比べてもかなり高く、一定の資産や収入がなければ特典を活用することも難しいため、無理して発行すべきではないと思います。
アメックスプラチナを持つのは、カードの年会費を支払う余裕があり、かつそれを支払ってでも特典の魅力を享受できる人がおすすめです。
CHECK!
- 年収の最低ラインは500万円前後。ただし、年収だけで判断するわけではないのであくまで参考値として。
- 年会費が165,000円と高めなので、ある程度使えるお金に余裕がある人以外はあまりおすすめできない
アメックスプラチナの個人カードとビジネスカードの違い
アメックスプラチナは、個人カードとビジネスカード（法人カード）の2種類が発行されています。
ビジネスカードは個人事業主や法人向けのクレジットカードで、特典の内容もビジネス関連の特典がフォーカスされています。
基本的に個人の方がビジネスカードを発行する必要は無いと思われるので、プライベートで利用するなら個人カード、仕事で利用するならビジネスカードという使い分けを行う形が良いと思います。
CHECK!
- ビジネスカードはビジネス向けの特典が強化されている
- プライベートで利用する場合には個人カードの方がおすすめ
その他のアメックスプロパーカード
アメックス・プラチナ以外のプロパーカードについてご説明します。
アメックス・グリーン
アメックス・グリーンは、アメックスのプロパーカードの中で最もリーズナブルな年会費のクレジットカードです。
とはいえ、年会費13,200円というのは他のクレジットカードブランドだとゴールドカードに位置するようなランクとなっていて、初めてアメックスのプロパーカードを発行したい20代、30代におすすめのカードです。
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
アメックスのプロパーカードを手軽に持ちたい方におすすめ
- 年会費
- 13,200円
- 還元率
- 1.0%
- ブランド
- Amex
- 1ヶ月1,100円の月会費制
- 初月月会費が無料
- Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードの詳細
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者の利用も1名まで無料。
空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。
アメックス・ゴールドプリファード
アメックス・ゴールドプリファードは、ワンランク上のアメックスプロパーカードで、こちらもメタル製のカードが特別感を感じさせてくれます。
無料宿泊特典が利用できたり、プライオリティ・パスも利用できるなど年会費に対して特典もかなり充実しており、高い人気を誇っています。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
高級感を感じる金属製のカードが特徴のゴールドカード
- 年会費
- 39,600円
- 還元率
- 1.0%
- ブランド
- Amex
- 発行されるカードが高級感を感じる金属製
- 継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが10,000円分もらえる
- 年間200万円以上利用で継続特典として国内ホテルの無料宿泊特典がもらえる
- 通常3,300円のメンバーシップ・リワード・プラスが無料で利用できる
- プライオリティ・パスの年会費が無料＋年2回まで利用料金が無料
- Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードの詳細
高級感あふれる金属製カード
クレジットカードはプラスチック制のカードが一般的ですが、アメックス・ゴールド・プリファードは金属製のカードとなっています。金属製だからと言ってできることはプラスチック製のカードと違いはありませんが、どちらか選べるのであれば金属製のカードを持ってみたいですよね。記事執筆時点では日本のクレジットカードで金属製のカードの中では、最も安い年会費で発行することが可能です。
フリー・ステイ・ギフトで国内ホテルに無料で宿泊！
年間200万円以上した上でカードを継続すると、特典として国内ホテルの無料宿泊特典を1泊2名分をもらうことができます。無料宿泊特典は、下記の7個のホテルグループで利用することができます。時期によってホテルごとに利用できない期間もあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
- ヒルトン
- 西武プリンスホテルズ＆リゾーツ
- マリオット・インターナショナル
- オークラ ニッコー ホテルズ
- ハイアットホテルズアンドリゾーツ
- ニューオータニホテルズ
- ロイヤルパークホテルズ
継続特典でAmexのトラベルクレジットがもらえる
継続特典としてアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのクレジットが10,000円分もらえます。クレジットは年会費の支払いから2ヶ月後を目安に付与されます。有効期限は進呈から1年で、利用時には下記の条件があります。ホテルでの利用のみが対象となっており、その金額が20,000以上の場合に利用できるという点に注意しておきましょう。
- トラベルオンラインで事前に予約、決済
- ホテルでの利用
- 1回の単一の予約で20,000円以上の利用（アメックスゴールドプリファードの場合）
プライオリティ・パスが年2回まで無料で利用可能
世界約150カ国にある1,600カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を年2回まで無料で利用することが可能です。
ただし、同伴者の利用や3回目以降の利用時には追加料金が発生します。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の出発、帰国時に自宅から空港の間のスーツケースやゴルフケースの配送を1個まで無料で配送することが可能です。特に帰国時などは荷物が増えやすいので、電車やバスなどを使って自宅まで帰宅する際は荷物を減らせて身軽に動けるようになり、とても便利なサービスです。
マリオットアメックスプレミアムとの比較
無料宿泊特典があるという点で、Marriott Bonvoyのクレジットカード「マリオットアメックスプレミアム」と比べられることも多いですが、マリオットアメックスとアメックスプラチナは全く異なるクレジットカードです。
アメックスプラチナの一番の魅力は、「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」であり、レストランや航空券の手配などコンシェルジュに任せたい人におすすめのクレジットカードです。
一方、マリオットアメックスプレミアムは「無料宿泊特典とポイント還元を使ったホテルでの宿泊」が魅力のクレジットカードです。旅行が好きでお得に宿泊したいという方にはマリオットアメックスプレミアムはおすすめのクレジットカードです。
ランクはアメックスプラチナの方が上ですが、年会費も大きく異なるので、どちらのカードを発行するか悩んだ場合は、自分の収入や資産と、特典の内容を考慮して自分に合ったカードを選ぶと良いでしょう。
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える！
- 年会費
- 49,500円
- 還元率
- 3.0%
- ブランド
- Amex
- ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
- 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典（50,000ポイント相当）を獲得（継続特典）
- カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
- 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードの詳細
ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
マリオットアメックスプレミアムは、100円ごとにMarriott Bonvoyポイントを3ポイントを獲得することが可能。
Marriott Bonvoyのポイントは、主にホテル宿泊に利用することで最もお得に使うことが可能です。
1ポイント＝1円以上のレートでホテル宿泊に利用することができるので、ホテル宿泊にポイントを使えば普段のお買い物でのポイント還元率が3%以上に。
無料宿泊特典と合わせて使うことで海外旅行でもホテル代0円で宿泊することも可能です。
年間150万円以上の利用で無料宿泊特典（50,000ポイント相当）を獲得（継続特典）
マリオットアメックスプレミアムは、年間利用金額が150万円を達成すると継続特典として、マリオットボンヴォイ参加ホテルで利用できる無料宿泊特典が1泊分もらえるという特典があります。
この特典が非常に魅力的で、マリオットボンヴォイは世界中にホテルが展開されているので、国内だけでなく海外の高級ホテルも無料で宿泊することができます。うまく活用すれば、この特典だけで年会費分をペイすることが可能です。
一般カードは35,000ポイントまでのホテルに宿泊可能ですが、プレミアムカードなら50,000ポイントのホテルまで利用可能です。
さらに手持ちの15,000ポイントまで加算できるので、ポイント数が65,000ポイントまでのホテルに特典を使って無料で宿泊することができます。
年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット
Marriott Bonvoyでは、利用などに応じてレベルが上がっていくエリート会員資格という制度があります。
マリオットアメックスプレミアムなら、年間400万円以上のクレジットカード利用で宿泊回数に関係なくプラチナエリート会員資格を獲得することが可能。
プラチナエリート会員資格の特典は、下記のようなものがあります。
- 朝食やアメニティがウェルカムギフトでもらえる
- 部屋の無償グレードアップの優先度が上がる
- クラブラウンジが利用可能に
- 16時までのレイトチェックアウト
- エリート会員専用サポート
- 獲得ポイントが50%アップ
特に朝食無料やクラブラウンジ特典が人気で、Marriott Bonvoyのホテルを頻繁に利用する方はかなり魅力的な特典です。
カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
一般カードだと年間100万円以上の利用が必要なゴールドエリート会員資格も、プレミアムカードなら保有しているだけで獲得することができます。
ゴールドカードから部屋の無償グレードアップ特典が付いているので、上位ランクの部屋が空いていれば無償でグレードアップしてもらうことができます。
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者の利用も1名まで無料。
空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。
