アメックスポイントの価値は?おすすめの交換先も徹底解説!
更新日:2024/07/08
アメックスのプロパーカードは、カード利用金額に応じて「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムのポイントを獲得することができます。
アメックスのポイントは利用先が多岐に渡るため、1ポイントの価値が何円相当なのかが分かりづらくなってしまっています。そこで、今回はアメックスポイント(メンバーシップ・リワードポイント)の価値やおすすめの交換先を紹介したいと思います。
アメックスポイントとは
アメックスポイントとは、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードで提供されている「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムのポイントのことです。
アメリカン・エキスプレスにはプロパーカードと提携カードの2種類が発行されていますが、プロパーカードのみアメックスポイントを貯めることができます。
アメックスのプロパーカード(個人カード)は下記のような種類があります。
- アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
- プラチナ・カード®
いずれのカードも基本的に100円ごとに1ポイント貯まるようになっており、通常の還元率に違いはありません。
アメックスポイントの価値は?
アメックスポイントは交換先がたくさんあり、オプションのプログラムの参加有無でレートも変わってくるので一概に1ポイントがいくらという数値はありませんが、最も効率よく利用した場合は下記のようになります。
マイルへの交換 → 「1ポイント=1マイル」
アメックスポイントは、ANAマイルの場合1ポイント=1マイルで交換することができます。
別途オプションプログラムへの参加が必要だったり、JALマイルや他社のマイルに交換する場合は交換レートが下がるなど、下記で詳しくご説明しています。
その他ポイントへの交換など → 「1ポイント=約1円」
アメックスポイントの交換先はたくさんありますが、お得な交換先や利用先は下記のものが挙げられます。
- マリオットボンヴォイポイント:1ポイント = 0.99円
- ヒルトン・オナーズポイント:1ポイント = 1.25円
- 年会費や月会費の支払いに使用:1ポイント = 1円
ただし、これも同様にオプションプログラムの登録などが必要なので、下記で詳しくご説明しています。
アメックスポイントの交換先と交換レート
貯まったアメックスポイントは、マイルや他のポイントへの移行、利用代金での利用などで利用することができます。
主な交換先や交換レートは下記のとおりです。
マイルへの交換
交換先 | 交換レート | 実質還元率 |
---|---|---|
ANAマイル | 2,000ポイント → 1,000マイル | 0.5% |
JALマイル | 3,000ポイント → 1,000マイル | 0.33% |
その他のマイル | 2,000ポイント → 1,000マイル | 0.5% |
その他ポイントへの交換や利用代金での利用
交換先 | 交換レート | 実質還元率 |
---|---|---|
Marriott Bonvoy® | 2,000ポイント → 990ポイント | 0.495% |
ヒルトン・オナーズ | 2,000ポイント → 1,250ポイント | 0.625% |
楽天ポイント | 300ポイント → 90ポイント | 0.3% |
カード年会費・月会費 / ポケットコンシェルジュ | 1ポイント → 0.3円 | 0.3% |
航空会社 / ホテル / 旅行代理店の料金 | 1ポイント → 0.3円 | 0.3% |
旅行関連以外の代金 | 1ポイント → 0.3円 | 0.3% |
基本的にJALマイルよりもANAマイルの方が優遇されていて、JALのマイルを貯めたい方にはアメックスのプロパーカードよりも他の提携カードを利用した方が効率よくマイルを貯めることができます。
メンバーシップ・リワード・プラスでマイル還元率がアップ
メンバーシップ・リワードでは、オプションプログラムの「メンバーシップ・リワード・プラス」 が提供されており、メンバーシップ・リワードをよりお得に活用することができます。
メンバーシップ・リワード・プラスの特典には、下記のようなものが挙げられます。
- ポイント移行/交換レートがアップ
- 対象加盟店でのボーナスポイントプログラム
- 海外利用でのボーナスポイントプログラム
- ポイントの有効期限が無期限に
メンバーシップ・リワード・プラスは、ゴールドとプラチナは年会費無料ですが、グリーンは年会費3,300円が必要となります。
ボーナスポイントプログラムも魅力的ですが、基本的にはポイントの交換レートアップがメンバーシップ・リワード・プラスの一番の魅力です。
ポイント還元を重視する場合はメンバーシップ・リワード・プラスへの加入がほぼ必須となるので、カード発行時にはそれも踏まえて種類を選ぶと良いでしょう。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録後の各種マイル、ポイント移行での交換レートは下記のようになります。
マイルへの交換
交換先 | 交換レート | 実質還元率 |
---|---|---|
ANAマイル | 1,000ポイント → 1,000マイル | 1.0% |
JALマイル | 2,500ポイント → 1,000マイル | 0.4% |
その他のマイル | 1,250ポイント → 1,000マイル | 0.8% |
その他ポイントへの交換や利用代金での利用
交換先 | 交換レート | 実質還元率 |
---|---|---|
Marriott Bonvoy® | 1,000ポイント → 990ポイント | 0.99% |
ヒルトン・オナーズ | 1,000ポイント → 1,250ポイント | 1.25% |
楽天ポイント | 300ポイント → 90ポイント | 0.3% |
カード年会費・月会費 / ポケットコンシェルジュ | 1ポイント → 1円 | 1.0% |
航空会社 / ホテル / 旅行代理店の料金 | 1ポイント → 0.8円 | 0.8% |
旅行関連以外の代金 | 1ポイント → 0.5円 | 0.5% |
マイルへの交換ならANAマイルが1.0% となり、最も効率よくポイントを使うことができます。
ポイント交換ではマリオットボンヴォイやヒルトン・オナーズポイントへの交換が高レートで、その他は年会費やカードコンシェルジュに利用する形がお得に利用することができます。
加盟店での還元率アップ
メンバーシップ・リワード・プラスに登録している人なら無料で登録できる「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」に加入すると、加盟店での利用時に通常のポイント1%還元に加え、ボーナスポイントを2%分獲得することができます。つまり、加盟店でのポイント獲得が「100円で3ポイント」になるため、通常利用と比べて3倍のポイントを獲得することができます。
還元率が3.0%までアップするので、下記のサービスをよく利用する方は要チェックです。
- Amazon
- Yahoo! JAPAN
- App StoreやAppleのサービス
- Uber Eats
- ヨドバシカメラ
- JAL公式ウェブサイト
- 一休.com
- HIS公式ウェブサイト
- アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
ただし、サイトごとに還元率アップの対象となる商品やサービスが異なるため注意してください。
また、カードごとにボーナスポイントの上限が定められており、これを超えると通常の1%還元分のみポイント付与となります。
カード | 上限 |
---|---|
ゴールドプリファード | 10,000ポイント(50万円利用分まで) |
それ以外 | 100,000ポイント(500万円利用分まで) |
海外利用でのポイント還元率アップ(プラチナのみ)
メンバーシップ・リワード・プラスに登録しているプラチナカード保有者は、「海外利用ボーナスポイントプログラム」に無料で登録することができます。
外貨建てのご利用が100円=3ポイント(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント) になり、海外での利用でお得にポイントを貯められます。
上限や細かな条件もあるので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
アメックスポイントのおすすめの交換先
1番のおすすめはANAマイルへの交換
メンバーシップ・リワード・プラス登録後のANAマイル還元率は1.0%と見た目上は他の交換先とあまり変わりませんが、1マイルは1円〜10円の価値があるため上記の交換先の中ではANAマイルが最もおすすめです。
ただし、ANAマイルへ交換するには別途コースへ加入する必要があるので、詳しくご説明します。
ANAマイルへの移行には「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必要
アメックスポイントをANAマイルへ移行するには、「メンバーシップ・リワード ANAコース」 への登録が必要となります。
カードの種類により年会費が異なり、それぞれ下記のとおりです。
カードの種類 | 年会費 |
---|---|
アメックス・グリーン | 5,500円 |
アメックス・ゴールドプリファード | 5,500円 |
アメックス・プラチナカード | 無料 |
「年会費がかかるなら一度にまとめて交換すれば良い!」と思うかもしれませんが、ANAマイルへの移行の上限は年間40,000ポイントまでとなっているので、貯めたポイントを一度にまとめて移行しようと考えている方は注意が必要です。
マリオットボンヴォイやヒルトン・オナーズに交換するなら提携カードの方がお得
マイル以外の交換先では、マリオットボンヴォイやヒルトン・オナーズのポイントへの交換が高還元率となりますが、提携カードの方が高還元率でポイントを貯めることができます。
また、無料宿泊特典など魅力的な特典も用意されているので、ぜひ参考にしてみてください。
アメックスポイントが貯まるカード
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
アメックスのプロパーカードを手軽に持ちたい方におすすめ
- 年会費
- 13,200円
- 還元率
- 1.0%
- ブランド
- Amex
- 1ヶ月1,100円の月会費制
- 初月月会費が無料
- Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能
国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者の利用も1名まで無料。
空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
高級感を感じる金属製のカードが特徴のゴールドカード
- 年会費
- 39,600円
- 還元率
- 1.0%
- ブランド
- Amex
- 発行されるカードが高級感を感じる金属製
- 継続特典でアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインのトラベルクレジットが10,000円分もらえる
- 年間200万円以上利用で継続特典として国内ホテルの無料宿泊特典がもらえる
- 通常3,300円のメンバーシップ・リワード・プラスが無料で利用できる
- プライオリティ・パスの年会費が無料+年2回まで利用料金が無料
- Amazonでの利用で3%のマイル還元率が実現可能