ANAゴールドカードはどの国際ブランドがおすすめ?年会費や還元率、特典を徹底比較!

ANAカードには、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4種類の国際ブランドのカードが発行されていて、それぞれ年会費や特典の内容が異なっており、少し分かりづらくなってしまっています。

今回は、ANA一般カードの年会費や還元率、特典を徹底比較しておすすめの国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB、Amex) をご紹介したいと思います。

ANAカードの種類

ANAは、カード会社と提携してそれぞれの国際ブランドで提携カードを発行しています。

ANAカードのブランドとカード会社

  • Visa, Mastercard:三井住友カード
  • JCB:JCBカード
  • Amex:アメリカン・エキスプレス

そのため、「ANAカード」には国際ブランドによって特典や費用が異なります。ANAカードを発行する際は、どの国際ブランドにすべきかを確認してから発行するようにしましょう。

ANAカード(ゴールド)の比較

Visa, MastercardJCBAmex
券面
年会費15,400円15,400円34,100円
家族カード4,400円4,400円17,050円
マイル還元率1.0%1.0%1.0%
ANA航空券購入時の
マイル還元率
2.0%2.0%3.0%
搭乗ボーナスマイル25%25%25%
ポイントプログラムVポイントOki Dokiポイントメンバーシップ・リワード
ポイント有効期限1年間(実質無期限)3年間無期限
空港ラウンジ国内主要空港・ハワイで無料利用可能
(同伴者は有料)
国内主要空港・ハワイで無料利用可能
(同伴者は有料)
国内主要空港・ハワイで無料利用可能
(同伴者も1名まで無料)
海外旅行障害保険最高5,000万円
(自動付帯)
自動付帯:最高5,000万円
利用付帯:最高1億円
最高1億円
(利用付帯)
国内旅行傷害保険最高5,000万円
(自動付帯)
自動付帯:最高5,000万円最高1億円
(利用付帯)

ANA航空券購入でのマイル還元率はAmexが一番高い

ANAの航空券を購入した際に貯まるマイルについては、AmexブランドのANAゴールドカードが最も還元率が高く、3%となっています。

普段あまり飛行機を利用しない方にとっては影響は少ないですが、頻繁にANAの航空券を購入する方はAmexブランドのANAゴールドカードがおすすめです。

ただし、AmexブランドのANAゴールドカードは他の国際ブランドと比べると年会費が2倍以上もするため、実際にご自身の利用頻度をベースに年会費と貯まるマイルの差を計算した方が良いでしょう。

Visa、Mastercard、JCBは保険が自動付帯

海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険にはカードの利用に関わらず保険適用される「自動付帯」と旅行代金などをカードで支払うことで保険適用される「利用付帯」に分けられます。

Visa、Mastercard、JCBの3つについては、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が「自動付帯」 となるので、仮に旅行代金を別の人や別のカードで支払っていた場合でも、保険が適用されるというメリットがあります。

JCBはポイントの有効期限に注意

ポイントの有効期限については、Visa・Mastercardの利用で貯まるVポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかで有効期限が更新されます。そのため、Vポイントは利用しないと1年間で有効期限となってしまいますが、カードの利用などでポイントが加算されると保有ポイントも含めてそこから有効期限が再設定され、実質無期限となります。

また、Amexブランドはポイントの有効期限が無期限となっており、有効期限切れの心配がありません。自分の好きなタイミングでマイルに交換して、航空券などに利用することが可能です。

JCBは、Oki Dokiポイントの有効期限が3年間となっており、有効期限までにポイントを使用したりマイルに交換しないと消滅してしまうため注意しましょう。

Amexは同伴者1名まで空港ラウンジが無料で利用可能

Visa、Mastercard、JCBブランドのANAゴールドカードは国内主要空港・ハワイの空港ラウンジを無料で利用することができますが、同伴者1名まで無料はAmexだけです。

子供を連れて旅行する場合などでも、夫婦でそれぞれ同伴者1名無料のクレジットカードを持っておけば4人まで無料で空港ラウンジを利用することができます。

ANAゴールドカードのブランド別詳細

ANAワイドゴールドカード(Visa, Mastercard)

ANAワイドゴールドカード(Visa, Mastercard)

年会費
15,400円
還元率
1.0%(マイル)
ブランド
VisaMastercard
  • ANA航空券の購入で還元率2%
  • 入会時・継続時に2,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが25%
  • Vポイントは利用すると有効期限が延長される
  • 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者は有料)

VisaとMastercardのANAゴールドカードの魅力は、Vポイントが実質無期限で保有できる点です。Vポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかで有効期限が更新されます。そのため、利用しないと1年間で有効期限が来てしまいますが、カードの利用などでポイントが加算されると保有ポイントも含めてそこから有効期限が再設定され、実質無期限となります。

マイルへの交換を自分の好きなタイミングで交換できる「応募移行」にしておけば、Vポイントで実質無期限で保有しておき、好きなタイミングでマイルに交換することができます。

ANAワイドゴールドカード(Visa, Mastercard)の詳細

ANA航空券の購入で還元率2%

ANA航空券の購入時はマイル還元率がアップし、2%還元となります。

入会時・継続時に2,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として2,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが25%

ANAの飛行機に登場した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると25%アップします。

Vポイントは利用すると有効期限が延長される

Vポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかを行うと、保有しているポイントすべての有効期限がその時点から1年後に延長されます。

普段カードを利用していれば毎月利用分がVポイントとして加算されるので、その度に有効期限が延長され、実質無期限でVポイントを保有し続けることができます。

ポイントに有効期限があると、期限までに海外旅行に行かない場合にポイントの有効期限が切れてしまいますが、Vポイントならその心配はありません。

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者は有料)

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。(同伴者は有料)

空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。

ANA JCBワイドゴールドカード

ANA JCBワイドゴールドカード

年会費
15,400円
還元率
1.0%(マイル)
ブランド
JCB
  • ANA航空券の購入で還元率2%
  • 年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.075%にアップ
  • 入会時・継続時に2,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが25%
  • ポイントの有効期限は3年間
  • 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者は有料)

JCBのANAゴールドカードの魅力は、最大1.075%のマイル還元率となる点です。年間300万円以上の利用で翌年度のもらえるポイントが1.25倍となり、マイル還元率は1.075%となります。

1.25倍の場合、25%分のポイントがボーナスポイントとして付与される形となりますが、このボーナスポイントについては、1ポイント=3マイルのレートでの交換となり、マイル還元率に直すと1.075%となります。

自分の好きなタイミングでポイントをマイルに交換できる「マルチポイントコース」にしておけば、マイルを交換しない年度は10マイルコースの料金もかかりません。

ただし、JCBのゴールドカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は3年なので、有効期限切れには注意が必要です。

ANA JCBワイドゴールドカードの詳細

ANA航空券の購入で還元率2%

ANA航空券の購入時はマイル還元率がアップし、2%還元となります。

年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.075%にアップ

JCBでは、JCBスターメンバーズという制度があり、年間カード利用額に応じて翌年度のポイント還元率がアップするという制度があります。

JCBのANAゴールドカードの魅力は、最大1.075%のマイル還元率となる点です。年間300万円以上の利用で翌年度のもらえるポイントが1.25倍となり、マイル還元率は1.075%となります。

1.25倍の場合、25%分のポイントがボーナスポイントとして付与される形となりますが、このボーナスポイントについては、1ポイント=3マイルのレートでの交換となり、マイル還元率に直すと1.075%となります。

入会時・継続時に2,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として2,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが25%

ANAの飛行機に登場した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると25%アップします。

ポイントの有効期限は3年間

JCBのゴールドカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は3年なので、有効期限切れには注意が必要です。

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者は有料)

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。(同伴者は有料)

空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。

ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード

ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード

年会費
34,100円
還元率
1.0%(マイル)
ブランド
Amex
  • ANA航空券の購入で還元率3%
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能(年間2回まで)
  • 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者も1名まで無料)
  • 帰国時に手荷物が1個配送無料
  • 入会時・継続時に2,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが25%

AmexのANAゴールドカードは、

  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • ANA航空券購入時のマイル還元率が3%
  • 空港ラウンジが同伴者も1名まで無料

という点が特徴です。

他のブランドのANAゴールドカードと比べると年会費が高めに設定されていますが、その分特典や還元率で優遇されているものがあり、年会費分を考慮してもAmexの方がお得だという方にはおすすめです。

ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの詳細

ANA航空券の購入で還元率3%

ANA航空券の購入時はマイル還元率がアップし、3%還元となります。

プライオリティ・パスが無料で利用可能(年間2回まで)

世界145カ国にある1,500カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を年間2回まで無料で利用することが可能です。

ただし、同伴者の利用や6回目以降の利用時は有料となります。

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能

国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者の利用も1名まで無料。

空港ラウンジでは無料のドリンクなどが提供され、飛行機の出発時間までゆっくりと時間を過ごすことができます。

帰国時に手荷物が1個配送無料

帰国時に空港から自宅までのスーツケースやゴルフケースの配送を1個まで無料で配送することが可能です。特に帰国時などは荷物が増えやすいので、電車やバスなどを使って自宅まで帰宅する際は荷物を減らせて身軽に動けるようになり、とても便利なサービスです。

入会時・継続時に2,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として2,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが25%

ANAの飛行機に登場した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると25%アップします。

結論:飛行機を頻繁に利用する人はAmexがお得

AmexブランドのANAゴールドカードは、ANA航空券購入時のマイル還元率が3% となっており、自身で航空券を購入する機会が多い方ほどお得になります。

プライオリティ・パスも無料で付帯しており、海外で空港ラウンジを利用したいという方にもぴったり。

ただし、年会費が少し高めなので、あまり飛行機を利用しない方は他のブランドのANAゴールドカードを選択するといいでしょう。

年会費が気になる方は一般カードも検討してみよう

今回ご紹介したのは「ANAゴールドカード」ですが、年会費が安い「ANA一般カード」も発行されています。

ANAゴールドカードよりも年会費を抑えることができ、かつマイル還元率も1%とゴールドカードとマイル還元率に大きな違いは無いため、年会費を抑えてANAカードを保有したい方には一般カードもおすすめです。

旅行好きにはマリオットボンヴォイアメックスも

旅行好きの方には「マリオットボンヴォイアメックス」もおすすめです。

マイル還元率が1.25% と高く、さらに特典として無料宿泊特典やマリオットボンヴォイのエリート会員資格がもらえます。

マイルに交換しなくてもポイントを利用して無料で国内外のホテルに宿泊できるので、旅行好きには注目のカードです。

Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード

還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える!

年会費
49,500円
還元率
3.0%
ブランド
Amex
  • ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
  • 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典(50,000ポイント相当)を獲得(継続特典)
  • カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
  • 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット