【2025年】改悪?ANAマイレージプログラムの改定内容を徹底解説!
更新日:2025/05/11

2025年6月24日にANAがマイレージプログラムの改定を行うことが発表されました。国際線で片道の特典航空券が利用できるようになるなどメリットもありますが、必要マイル数のアップなどデメリットもかなり大きいです。
この記事では、2025年のANAマイレージプログラムの改定内容について詳しく解説しています。
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ANAマイレージプログラムの改定内容
2025年6月24日にANAマイレージプログラムのサービス内容について大幅改定されることが発表されました。
今回の改定で良くなった点は下記の通り。
- 国際線で片道の特典航空券が利用可能に
一方、今回の改定により改悪される点は下記の通りです。
- 国際線エコノミークラスの特典航空券でハイシーズンの必要マイルが大幅アップ
- 国際線ビジネス・ファーストクラスの特典航空券で必要マイル数アップ
- 国際線特典航空券の乗り継ぎ回数が減少
- スターアライアンス世界一周特典航空券の終了
国際線の特典航空券で片道での利用ができるようになった点については嬉しいポイントですが、一方で改悪内容についてはかなり気になると思います。
それぞれの改定内容について、下記に詳しく解説していきます。
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良くなった点
国際線で片道の特典航空券が利用可能に
ANAの国際線の特典航空券について、2025年6月24日以降は片道での利用が可能になりました。これまでも国内線であれば片道で利用することができましたが、今回の改定で国際線でも片道の特典航空券が利用できるようになります。
特典航空券を利用する場合、往復分の座席を押さえる必要があり、混雑するシーズンには使いづらさを感じる場面もありましたが、片道で利用できるようになるので予定に合わせて利用しやすくなりますね。
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改悪された点
2025年6月24日以降、下記の点でANAマイレージプログラムが改悪されています。
- 国際線エコノミークラスの特典航空券でハイシーズンの必要マイルが大幅アップ
- 国際線ビジネス・ファーストクラスの特典航空券で必要マイル数アップ
- 国際線特典航空券の乗り継ぎ回数が減少
- スターアライアンス世界一周特典航空券の終了
1. 国際線エコノミークラスの特典航空券でハイシーズンの必要マイルが大幅アップ
2025年6月24日(火)0:00(日本時間)以降にご予約・発券の特典航空券を対象に、国際線のエコノミークラスで、ハイシーズンの特典航空券の必要マイル数が大幅アップとなっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
クラス | ・エコノミー ・プレミアムエコノミー |
改定内容 | 全ゾーン発着のハイシーズンで特典航空券の必要マイル数改定 |
改定前後での日本発着便のハイシーズンの必要マイル数の比較はこちら。
ゾーン | 改定前 | 改定後 |
---|---|---|
韓国・ロシア1(Zone 2) | 18,000 | 24,000 |
アジア1(Zone 3) | 23,000 | 30,000 |
アジア2(Zone 4) | 38,000 | 50,000 |
ハワイ(Zone 5) | 43,000 | 65,000 |
北米(Zone 6) | 55,000 | 72,000 |
欧州・ロシア2(Zone 7) | 60,000 | 78,000 |
オセアニア(Zone 10) | 50,000 | 65,000 |
基本的にどの路線も30%から50%ほど必要マイル数がアップしています。
例えば日本発着のハワイ行き特典航空券のハイシーズンにおける必要マイル数は、改定前は43,000マイルで利用できましたが、改定後は65,000マイルへと引き上げられ、必要マイル数が約1.5倍へ跳ね上がっています。
ただし、ハイシーズンの特典航空券にマイルを利用するのはお得とは言えず、ローシーズンやミドルシーズンの必要マイル数については今回の改定で変更されていないので、賢く利用したい場合はハイシーズンを避けて特典航空券を利用するのがおすすめです。
CHECK!
- エコノミークラスはハイシーズンの特典航空券について必要マイル数が大幅アップ
- ローシーズン、レギュラーシーズンの必要マイル数は据え置き
2. 国際線ビジネス・ファーストクラスの特典航空券で必要マイル数アップ
国際線のビジネスクラス、ファーストクラスでも必要マイル数がアップしています。
ANAから発表された改定内容は下記の通り。
項目 | 詳細 |
---|---|
クラス | ・ビジネスクラス ・ファーストクラス |
改定内容 | ・韓国・ロシア、アジア1、アジア2、オセアニア発着の全シーズン ・ハワイ、北米、欧州・ロシア2発着のハイシーズン |
日本発着のハワイ便特典航空券の、クラス/時期別の必要マイル数の一覧が下記の通り。
対象クラス | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
---|---|---|---|
エコノミー | 35,000 | 40,000 | 改定前:43,000 改定後:65,000 |
プレミアムエコノミー | 53,000 | 58,000 | 改定前:61,000 改定後:88,000 |
ビジネスクラス | 80,000 | 85,000 | 改定前:90,000 改定後:135,000 |
ファーストクラス | 120,000 | 140,000 | 改定前:160,000 改定後:240,000 |
いずれのクラスもハイシーズンの特典航空券は必要マイル数が50%ほどアップしていて、ローシーズンと比べると約2倍のマイルが必要になってきます。
お得にマイルを利用したい方は、今後はさらにハイシーズンを避け、ローシーズンやレギュラーシーズンに特典航空券を利用した方が良いでしょう。
CHECK!
- ビジネス・ファーストクラスの特典航空券について必要マイル数が大幅アップ
- ローシーズン、レギュラーシーズンの必要マイル数はゾーンによって据え置きとアップに分かれる
3. 国際線特典航空券の乗り換え回数が減少
2025年6月24日予約・発券分より、国際線の往復特典航空券で乗り換え条件が下記のように改定されています。
項目 | 2025年6月23日まで | 2025年6月24日以降 |
---|---|---|
ANA国際線特典航空券 | 日本国内で往路・復路各2回まで | 日本国内で往路・復路各1回まで |
提携航空会社特典航空券 | 日本国内で往路・復路各2回まで 日本国外で往路・復路各2回まで | 日本国内で往路・復路各1回まで 日本国外で往路・復路各2回まで |
これまでは、特典航空券を使って海外に旅行に行くような場合に、行きや帰りに国内の別の場所を2ヶ所まで経由することができましたが、今回の改定で1回に減少しています。特典航空券の裏技やテクニックのような使い方になるのでほとんどの方に影響はありませんが、すでに計画を立てていた方にとっては残念なお知らせとなっています。
CHECK!
- 国際線特典航空券の乗り継ぎ回数が最大2回から1回に減少
- 2025年6月24日以降の予約・発券分から適用
4. スターアライアンス世界一周特典航空券の終了
2025年6月24日より、スターアライアンス世界一周特典航空券の新規発券が終了します。
2025年6月23日までに発券している場合は有効期限まで利用することが可能なので、利用したい方は期限内に発券してしまいましょう。
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航空会社全体でマイレージプログラムの見直しが
ANAのマイレージプログラムが改悪と言われていますが、JALも同様に2025年6月10日以降に必要マイル数が改定されることが発表されています。一部区間で必要マイル数が減少している場合もありますが、全体的には増加している形となり、マイラーにとってはマイナスの影響が出ることになるでしょう。
ANAのマイレージプログラムが改悪されたからといって他の航空会社に切り替えたとしても、その航空会社のマイレージプログラムも改悪される可能性は十分考えられるので、どこの航空会社がお得かを考えるよりも、どうやってマイルを効率的に貯めるかを考えた方がいいでしょう。
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マイルがお得に貯まるクレジットカード
ANAマイレージプログラムの改悪が発表されましたが、必要マイル数が改定されてもそれ以上にマイルを増やすことで従来通り利用することが可能です。
下記のようなマイルをお得に貯められるクレジットカードを活用することで、お得に旅行を楽しみましょう。
マリオットボンヴォイアメックス
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える!

- 年会費
- 49,500円
- 還元率
- 3.0%
- ブランド
- Amex
- ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
- 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典(50,000ポイント相当)を獲得(継続特典)
- カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
- 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット
マリオットボンヴォイアメックスは、プレミアムカードであればマイル還元率が最大1.25% とクレジットカードの中でもかなり高めです。
また、マイルに交換せずにホテル利用にポイントを使えば還元率は3% になるため、マイルに交換して航空券で得をするだけでなく、ポイントを貯めてホテル料金で得をするという選択を取ることも可能。
継続特典で毎年無料宿泊特典ももらえるので、旅行好きな方は要チェックです。
ANAスーパーフライヤーズカード
ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
ANAスーパーフライヤーズカードで最も人気が高いゴールドカード

- 年会費
- 16,500円
- 還元率
- 1.0%(マイル)
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- VisaMastercardJCB
- ANAの航空券、空港、予約など多岐にわたる特典が魅力のカード
- 家族カードでも特典が利用可能(年会費8,250円)
- フライトボーナスマイス積算率が40%
ANAスーパーフライヤーズカードは、特定の条件を達成した人だけが発行できる人気のクレジットカード。
ANA航空券の利用でボーナスマイルも通常よりかなり多く貯めることができるので、獲得できるANAマイル数を増やしたい方にはおすすめ。