ANAプレミアムカードはどの国際ブランドがおすすめ?年会費や還元率、特典を徹底比較!

ANAプレミアムカードは「Visa」「JCB」「Amex」「Diners」の4つの国際ブランドのカードが発行されていて、ブランドによってカードの年会費や特典の内容が異なるため、どのブランドを発行するかが悩ましいカードです。

今回は、ANAプレミアムカードの年会費や還元率、特典を徹底比較しておすすめの国際ブランド(Visa、JCB、Amex、Diners) をご紹介したいと思います。

ANAカードの種類

ANAは、カード会社と提携してそれぞれの国際ブランドで提携カードを発行しています。

国際ブランドカード発行会社
Visa三井住友カード
JCBJCBカード
Amexアメリカン・エキスプレス
Dinersダイナースクラブ

そのため、「ANAカード」には国際ブランドによって特典や費用が異なります。ANAカードを発行する際は、どの国際ブランドにすべきかを確認してから発行するようにしましょう。

ANAカード(ゴールド)の比較

VisaJCBAmexDiners
券面
カード発行会社三井住友カードJCBカードアメリカン・エキスプレスダイナースクラブ
年会費88,000円77,000円165,000円170,500円
家族カード年会費4,400円4,400円4枚まで無料無料
マイル還元率1.5%1.3%〜1.375%1.0%1.5%
ANA航空券購入時のマイル還元率3.5%3.3%〜3.375%4.5%4.5%
搭乗ボーナスマイル50%50%50%50%
電子マネーiD、楽天Edy楽天Edy楽天Edy楽天Edy
ポイントプログラムVポイントOki Dokiポイントメンバーシップ・リワードダイナースクラブポイント
空港ラウンジ無料無料無料無料
プライオリティ・パス無料
(同伴者も1名まで無料)
無料
(同伴者は有料)
無料
(同伴者も1名まで無料)
無料
(同伴者も1名まで無料)
コンシェルジュサービス
手荷物無料配送--
海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯)最高1億円(自動付帯)利用付帯:最高1億円
自動付帯:最高5,000万円
最高1億円(自動付帯)
国内旅行傷害保険最高1億円(自動付帯)最高1億円(自動付帯)最高1億円(利用付帯最高1億円(自動付帯)

通常のマイル還元率は「Visa」と「Diners」が高い

ショッピングで貯まる通常の還元率は、「Visa」と「Diners」が1.5% と最も高くなります。

マイル還元率が1.5%となるカードはクレジットカード全体の中でもかなり高く、陸マイラーにも注目されているカードです。

一方で、ANA航空券購入時のマイル還元率は「Visa」の3% に対して、「Diners」は4.5% と高く、ANA航空券をクレジットカードで購入する機会が多い方ほどマイル獲得数の差が広がります。

とはいえ、「Visa」の年会費88,000円に対して、「Diners」は年会費170,500円と約2倍の差があります。年会費も考慮して自分に適したカードを選択した方が良いでしょう。

ポイントの有効期限に注意

「Amex」と「Diners」のANAプレミアムカードはポイント有効期限が無期限となっており、ポイントが有効期限切れで無くなってしまうという心配はありません。

「Visa」の利用で貯まるVポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかで有効期限が更新されます。そのため、Vポイントは利用しないと1年間で有効期限となってしまいますが、カードの利用などでポイントが加算されると保有ポイントも含めてそこから有効期限が再設定され、実質無期限となります。

JCBは、ANAプレミアムカードの場合、Oki Dokiポイントの有効期限が6年間となっており、一般カードと比べると有効期限はかなり優遇されていますが、期限切れには注意が必要です。

ANAプレミアムカードのブランド別詳細

ANA VISAプラチナ プレミアムカード

ANA VISAプラチナ プレミアムカード

通常利用でのマイル還元率が1.5%の陸マイラー必見のカード

年会費
88,000円
還元率
1.5%(マイル)
ブランド
Visa
  • マイル還元率が1.5%、ANA航空券の購入でマイル還元率3.5%
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • 入会時・継続時に10,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが50%
  • Vポイントは利用すると有効期限が延長される

VisaブランドのANAプレミアムカードの魅力は、マイル還元率が1.5% と、他のカードと比べてもかなり高いマイル還元率となっている点です。「Diners」もマイル還元率が1.5%ですが、「Visa」の方が年会費が安く、年会費を抑えたい方には「Visa」がおすすめです。

また、Vポイントは実質無期限で保有することができます。Vポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかで有効期限が更新されます。そのため、利用しないと1年間で有効期限が来てしまいますが、カードの利用などでポイントが加算されると保有ポイントも含めてそこから有効期限が再設定され、実質無期限となります。

マイルへの交換を自分の好きなタイミングで交換できる「応募移行」にしておけば、Vポイントで実質無期限で保有しておき、好きなタイミングでマイルに交換することができます。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードの詳細

マイル還元率が1.5%、ANA航空券の購入でマイル還元率3.5%

普段のショッピングなどでの利用で1.5%のマイル還元率、ANA航空券の購入では3.5%のマイル還元率となります。

ANAプレミアムカードの中では、最も高い還元率となります。(Dinersも1.5%)

プライオリティ・パスが無料で利用可能

世界145カ国にある1,500カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を無料で利用することが可能です。

クレジットカードに付帯しているカードラウンジは日本国内の空港ラウンジがメインですが、プライオリティ・パスの空港ラウンジは海外での利用にぴったりです。

アルコールや軽食も用意されていて、飛行機の出発時間を待つ間などにゆったりとした時間を過ごすことができます。

通常のカードラウンジも、もちろん利用可能です。

入会時・継続時に10,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として10,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが50%

ANAの飛行機に搭乗した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると50%アップします。

Vポイントは利用すると有効期限が延長される

Vポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかを行うと、保有しているポイントすべての有効期限がその時点から1年後に延長されます。

普段カードを利用していれば毎月利用分がVポイントとして加算されるので、その度に有効期限が延長され、実質無期限でVポイントを保有し続けることができます。

ポイントに有効期限があると、期限までに海外旅行に行かない場合にポイントの有効期限が切れてしまいますが、Vポイントならその心配はありません。

ANA JCB カードプレミアム

ANA JCB カードプレミアム

年会費がお得なANAプレミアムカード

年会費
77,000円
還元率
1.3%〜1.375%(マイル)
ブランド
JCB
  • マイル還元率が1.3%、ANA航空券の購入でマイル還元率が3.3%
  • 年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.375%にアップ
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • 入会時・継続時に10,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが50%
  • ポイントの有効期限は6年間

JCBブランドのANAプレミアムカードは、年会費の安さが魅力のカードです。とは言っても、年会費77,000円とそこそこしますが、ANAプレミアムカードの中では最も安い年会費となっています。

マイル還元率は1.3%ですが、JCBスターメンバーズという制度があり、年間300万円以上の利用で翌年度のもらえるポイントが1.25倍となり、ANA JCB カードプレミアムの場合マイル還元率が最大で1.375%となります。

JCBスターメンバーズのボーナスポイントが25%分付与されますが、このボーナスポイントについては、1ポイント=3マイルのレートでの交換となり、マイル還元率に直すと1.375%となります。

ただし、JCBのANAプレミアムカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は6年となっており、一般カードと比べるとかなり長めに設定されていますが、有効期限切れには注意が必要です。

ANA JCB カードプレミアムの詳細

マイル還元率が1.3%、ANA航空券の購入でマイル還元率3.3%

普段のショッピングなどでの利用で1.3%のマイル還元率、ANA航空券の購入では3.3%のマイル還元率となります。

年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.375%にアップ

年間300万円以上の利用で、JCBスターメンバーズの会員ランクがアップして、ポイント還元率が1.25倍になります。

ただし、JCBスターメンバーズの特典でもらえるポイントはボーナスポイントなので、1ポイント=3マイルでの交換となります。

そのため、マイル還元率は通常のショッピングで1.375%、ANA航空券の購入では3.375% が最大となります。

プライオリティ・パスが無料で利用可能

世界145カ国にある1,500カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を無料で利用することが可能です。

クレジットカードに付帯しているカードラウンジは日本国内の空港ラウンジがメインですが、プライオリティ・パスの空港ラウンジは海外での利用にぴったりです。

アルコールや軽食も用意されていて、飛行機の出発時間を待つ間などにゆったりとした時間を過ごすことができます。

通常のカードラウンジも、もちろん利用可能です。

入会時・継続時に10,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として10,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが50%

ANAの飛行機に搭乗した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると50%アップします。

ポイントの有効期限は3年間

JCBのANAプレミアムカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は6年なので、有効期限切れには注意が必要です。

ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード

ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード

ANA航空券の購入でのマイル還元率が4.5%のAmexプラチナカード

年会費
165,000円
還元率
1.0%(マイル)
ブランド
Amex
  • マイル還元率が1.0%、ANA航空券の購入でマイル還元率が4.5%
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • 出国時・帰国時に手荷物が1個配送無料
  • 入会時・継続時に10,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが50%
  • ポイントの有効期限が無期限

AmexのANAプレミアムカードは、

  • 家族カードが4枚まで無料で発行可能
  • 家族カードもプライオリティ・パスが無料で利用可能
  • ANA航空券購入時のマイル還元率が4.5%

という点が特徴です。

家族カードもプライオリティ・パスが無料で利用可能なので、無料で家族カードを発行すれば、家族みんなでプライオリティ・パスを無料で利用することができます。

年会費は165,000円と高めですが、VisaやJCBよりもワンランク上の特典を楽しみたい方におすすめ。

ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードの詳細

ANAダイナース プレミアムカード

ANAダイナース プレミアムカード

最高峰のマイル還元率を誇るDinersプラチナカード

年会費
170,500円
還元率
1.5%(マイル)
ブランド
Diners
  • マイル還元率が1.5%、ANA航空券の購入でマイル還元率が4.5%
  • プライオリティ・パスが無料で利用可能
  • 出国時・帰国時に手荷物が1個配送無料
  • 入会時・継続時に10,000マイルもらえる
  • 搭乗ボーナスマイルが50%
  • ポイントの有効期限が無期限

DinersブランドのANAプレミアムカードは、

  • マイル還元率が1.5%
  • ANA航空券購入時のマイル還元率が4.5%
  • 家族カードが何枚でも無料
  • 家族カードもプライオリティ・パスが無料で利用可能

という点が特徴のカードです。

ANAプレミアムカードの中でも最も年会費が高いですが、還元率の高さや特典の充実が魅力的なカードで、クレジットカードの利用が多い方やANAの航空券を頻繁に購入される方にはおすすめです。

ANAダイナース プレミアムカードの詳細

マイル還元率が1.0%、ANA航空券の購入でマイル還元率4.5%

普段のショッピングなどでの利用で1.0%のマイル還元率、ANA航空券の購入では4.5%のマイル還元率となります。

航空券の購入におけるマイル還元率は、プレミアムカードの中でも最も高い還元率となっています。(Dinersも4.5%)

プライオリティ・パスが無料で利用可能

世界145カ国にある1,500カ所以上の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を無料で利用することが可能です。

クレジットカードに付帯しているカードラウンジは日本国内の空港ラウンジがメインですが、プライオリティ・パスの空港ラウンジは海外での利用にぴったりです。

アルコールや軽食も用意されていて、飛行機の出発時間を待つ間などにゆったりとした時間を過ごすことができます。

通常のカードラウンジも、もちろん利用可能です。

入会時・継続時に10,000マイルもらえる

入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として10,000マイルを受け取ることができます。

搭乗ボーナスマイルが50%

ANAの飛行機に搭乗した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると50%アップします。

ポイントの有効期限が無期限

AmexのANAプレミアムカードは、ポイントの有効期限が無期限となっています。有効期限が切れてポイントが無くなる心配がなく、自分が旅行に行きたいタイミングでポイントをマイルに交換して航空券などに利用することができます。

ANAプレミアムカードを選ぶ際のポイント

ANAプレミアムカードを選ぶ際は、下記のポイントをチェックするようにしましょう。

  • 年会費
  • 通常のマイル還元率
  • ANA航空券購入時のマイル還元率
  • 特典の充実さ

Visa、JCBの年会費は8万円前後ですが、Amex、Dinersの年会費は17万円前後とかなり差が開いています。しかし、その分特典も充実しており、高い年会費を払ってでも特典を享受したい人はAmexやDinersのカードを選ばれています。

また、通常マイル還元率とANA購入時のマイル還元率については、買い物や食事での利用が多い方は通常マイル還元率、ANA航空券を購入する機会が多い方は航空券購入時のマイル還元率を重視して選ぶと良いでしょう。

年会費が気になる方はゴールドカードもチェックしてみよう

今回ご紹介したのは「ANAプレミアムカード」ですが、最上位ランクということもありかなり年会費は高めに設定されています。

もう少しお手頃価格の年会費でANAカードを保有したいという方には「ゴールドカード」がおすすめ。マイル還元率はANAプレミアムカードよりも下がってしまいますが、高いマイル還元率やANAでの特典が利用できます。

旅行好きにはマリオットボンヴォイアメックスも

旅行好きの方には「マリオットボンヴォイアメックス」もおすすめです。

マイル還元率が1.25% と高く、さらに特典として無料宿泊特典やマリオットボンヴォイのエリート会員資格がもらえます。

マイルに交換しなくてもポイントを利用して無料で国内外のホテルに宿泊できるので、旅行好きには注目のカードです。

Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード

還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える!

年会費
49,500円
還元率
3.0%
ブランド
Amex
  • ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
  • 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典(50,000ポイント相当)を獲得(継続特典)
  • カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
  • 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット

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