ANAワイドカードとは?Visa、Mastercard、JCBどれがおすすめ?比較してみた
更新日:2024/07/22
ANAワイドカードは、一般カードとゴールドカードの間のランクに位置するカードで、年会費や特典も基本的には一般カードとゴールドカードの中間に当たります。
今回は、ANAワイドカードの年会費や還元率、特典を徹底比較しておすすめの国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB) をご紹介したいと思います。
ANAワイドカードの種類
ANAワイドカードにはVisa、Mastercard、JCBの3つの国際ブランドのカードが発行されています。
それぞれカード発行会社が下記のようになっており、カード発行会社の違いにより特典や制度が微妙に異なるという点に注意しておきましょう。
国際ブランド | Visa,Mastercard | JCB |
---|---|---|
カード発行会社 | 三井住友カード | ジェーシービー |
Visa,Mastercardブランドのカードは三井住友カードが発行していて、JCBブランドのカードはその名の通りジェーシービーが発行しています。
また、一般カードやゴールドカードはAmexブランドのカードも発行されていますが、ANAワイドカードはAmexブランドのカードは発行されていません。
ANAワイドカードの比較
Visa, Mastercard | JCB | |
---|---|---|
券面 | ||
カード発行会社 | 三井住友カード | ジェーシービー |
年会費 | 7,975円 | 7,975円 |
家族カード年会費 | 1,650円 | 1,650円 |
マイル還元率 | 0.5% | 0.5% |
還元率アップのオプション | 2倍コース(6,600円/年) | 10マイルコース(5,500円/年) |
オプション適用後の還元率 | 1.0% | 1.0% |
ANA航空券購入時のマイル還元率 | 1.5% | 1.5% |
搭乗ボーナスマイル | 25% | 25% |
ポイントプログラム | Vポイント | Oki Dokiポイント |
空港ラウンジ | - | - |
海外旅行傷害保険 | 5,000万円 (自動付帯) | 5,000万円 (自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 5,000万円 (自動付帯) | 5,000万円 (自動付帯) |
還元率アップのオプション加入はJCBが少しだけ安い
ANAワイドカードは、Visa・Mastercardブランドは「2倍コース」、JCBブランドは「10マイルコース」というコースに加入することで、還元率が1.0%にアップします。
Visa・Mastercardは年間6,600円であるのに対し、JCBは年間5,500円と少しだけJCBの方がお得。少しでも費用を抑えたい方はJCBを選ぶと良いでしょう。
どちらのカードも保険が自動付帯
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険にはカードの利用に関わらず保険適用される「自動付帯」と旅行代金などをカードで支払うことで保険適用される「利用付帯」に分けられます。
ANAワイドカードについては、ブランドに関わらず海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が「自動付帯」 となるので、仮に旅行代金を別の人や別のカードで支払っていた場合でも、保険が適用されるというメリットがあります。
ポイントの有効期限はVisa、Mastercardがお得
ポイントの有効期限については、Visa・Mastercardの利用で貯まるVポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかで有効期限が更新されます。そのため、Vポイントは利用しないと1年間で有効期限となってしまいますが、カードの利用などでポイントが加算されると保有ポイントも含めてそこから有効期限が再設定され、実質無期限となります。
ANA JCBワイドカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は2年間なので、注意が必要です。
ANAワイドカードのブランド別詳細
ANAワイドカード(Visa, Mastercard)
ANAワイドカード(Visa, Mastercard)
- 年会費
- 7,975円
- 還元率
- 0.5%〜1.0%(マイル)
- ブランド
- VisaMastercard
- ANA航空券の購入で還元率1.5%
- 入会時・継続時に2,000マイルもらえる
- 搭乗ボーナスマイルが25%
- Vポイントは利用すると有効期限が延長される
- 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能(同伴者は有料)
VisaとMastercardのANA一般カードの魅力は、Vポイントが実質無期限で保有できる点です。
マイルへの交換を自分の好きなタイミングで交換できる「応募移行」にしておけば、2倍コースの費用もかからず、年間7,975円の年会費だけでマイル還元率1.0%分のポイントを貯めることができます。
ANAワイドカード(Visa, Mastercard)の詳細
ANA航空券の購入で還元率1.5%
ANA航空券の購入時はマイル還元率がアップし、1.5%還元となります。
入会時・継続時に2,000マイルもらえる
入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として2,000マイルを受け取ることができます。
搭乗ボーナスマイルが25%
ANAの飛行機に登場した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると25%アップします。
Vポイントは利用すると有効期限が延長される
Vポイントは「貯める・使う・交換する」のいずれかを行うと、保有しているポイントすべての有効期限がその時点から1年後に延長されます。
普段カードを利用していれば毎月利用分がVポイントとして加算されるので、その度に有効期限が延長され、実質無期限でVポイントを保有し続けることができます。
ポイントに有効期限があると、期限までに海外旅行に行かない場合にポイントの有効期限が切れてしまいますが、Vポイントならその心配はありません。
ANA JCBワイドカード
ANA JCBワイドカード
- 年会費
- 7,975円
- 還元率
- 0.5%〜1.06%(マイル)
- ブランド
- JCB
- ANA航空券の購入で還元率1.5%
- 年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.06%にアップ
- 入会時・継続時に2,000マイルもらえる
- 搭乗ボーナスマイルが25%
- ポイントの有効期限は2年間
JCBのANA一般カードの魅力は、最大1.06%のマイル還元率となる点です。年間100万円以上の利用で翌年度のもらえるポイントが1.2倍となり、「10マイルコース」に登録していると最大で1.06%のマイル還元率となります。
1.2倍の場合、20%分のポイントがボーナスポイントとして付与される形となりますが、このボーナスポイントについては、1ポイント=3マイルのレートでの交換となり、マイル還元率に直すと1.06%となります。
自分の好きなタイミングでポイントをマイルに交換できる「マルチポイントコース」にしておけば、マイルを交換しない年度は10マイルコースの料金もかかりません。
ただし、Oki Dokiポイントの有効期限は2年なので、有効期限切れには注意が必要です。
ANA JCBワイドカードの詳細
ANA航空券の購入で還元率1.5%
ANA航空券の購入時はマイル還元率がアップし、1.5%還元となります。
年間300万円以上の利用でマイル還元率が1.06%にアップ
JCBでは、JCBスターメンバーズという制度があり、年間カード利用額に応じて翌年度のポイント還元率がアップするという制度があります。
JCBのANAワイドカードの魅力は、最大1.06%のマイル還元率となります。年間100万円以上の利用で翌年度のもらえるポイントが1.2倍となり、マイル還元率は1.06%となります。
1.2倍の場合、20%分のポイントがボーナスポイントとして付与される形となりますが、このボーナスポイントについては、1ポイント=3マイルのレートでの交換となり、マイル還元率に直すと1.06%となります。
入会時・継続時に2,000マイルもらえる
入会時と、継続時(年会費支払時)に特典として2,000マイルを受け取ることができます。
搭乗ボーナスマイルが25%
ANAの飛行機に登場した時に貯まるマイルが、本カードを保有していると25%アップします。
ポイントの有効期限は2年間
JCBのワイドカードで貯まるOki Dokiポイントの有効期限は2年なので、有効期限切れには注意が必要です。
結論:おすすめはVisaかMastercard
ANA一般カードの3つの国際ブランドを比較しましたが、おすすめは三井住友カードが発行している「Visa」と「Mastercard」のANA一般カードです。
ポイントはポイントの有効期限が実質無期限という点で、海外旅行に行くタイミングは自分でも読めない場合が多く、マイルの有効期限切れを心配しなくていい点が高評価でした。
一方JCBは最大で1.06%のマイル還元率になる点が魅力で、少しでも多くマイルを貯めたいという方はJCBカードがおすすめです。
一般カードやゴールドカードもチェック!
今回ご紹介したのは「ANAワイドカード」ですが、もっと年会費を安くするなら一般カード、もっと特典を強化したいならゴールドカードという選択肢もあります。
ANAカードの発行を検討されている方は、合わせてチェックしてみましょう。
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- 年会費
- 49,500円
- 還元率
- 3.0%
- ブランド
- Amex
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