【2024年】マリオットアメックスを徹底解説!無料宿泊特典やポイント還元率は旅行好きの強い味方に
更新日:2024/08/19
旅行好きなら一度は「マリオットアメックス」や「マリオットボンヴォイアメックス」のことを聞いたことがあるのではないでしょうか?
マリオットアメックスは、「Marriott Bonvoy」と「アメリカン・エキスプレス」が提携して発行されているクレジットカードで、その名の通りMarriott Bonvoy提携ホテルでの宿泊に特化した特典が魅力的なカードです。
Marriott Bonvoyには、日本国内はもちろん海外も含めると7,000以上のホテルが参加しており、世界中のホテルを楽しむことができ、マリオットアメックスは旅行好きにおすすめのクレジットカードです。
この記事では、マリオットアメックスのカードの特徴や種類の違い、キャンペーン情報やお役立ち情報などをご紹介しています。
Marriott Bonvoyとは
Marriott Bonvoyは、マリオット・インターナショナルの会員プログラムです。世界中の7,000以上のホテルブランドが参加しており、宿泊や特典利用によりポイントを獲得できます。ポイントは無料宿泊、アップグレード、航空マイル、ギフトカードなどに交換可能です。
会員はステータスによって特典が異なり、上級会員は専用ラウンジアクセスやレイトチェックアウトなどの特典があります。アプリやウェブサイトを通じて簡単に予約やポイント管理が行える点も魅力です。
マリオットアメックスとは
マリオットアメックスは、正式には「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード」という名称で、その名の通りMarriott Bonvoyでの特典や還元が魅力的なクレジットカードです。
カードの種類は以下の2種類が発行されています。
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード
年間150万円利用でマリオット系列ホテルの無料宿泊特典が1泊もらえる
- 年会費
- 23,100円
- 還元率
- 2.0%
- ブランド
- Amex
- 年間150万円の利用でマリオット系列ホテルの無料宿泊特典が1泊プレゼント(35,000ポイント相当)
- カード発行でシルバーエリート会員資格、年間100万円以上の利用でゴールドエリート会員資格を獲得
- ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が2%以上に
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
還元率3.0%以上の旅行好きにおすすめのカード。無料宿泊特典は海外のホテルでも使える!
- 年会費
- 49,500円
- 還元率
- 3.0%
- ブランド
- Amex
- ポイントをホテル宿泊に利用すると、実質還元率が3%以上に
- 年間150万円以上の利用で無料宿泊特典(50,000ポイント相当)を獲得(継続特典)
- カードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートの会員資格をゲット
- 年間400万円以上の利用でMarriott Bonvoyプラチナエリートの会員資格をゲット
名称が長いので、「マリオット・アメックス」や「マリオット・ボンヴォイ・アメックス」、また上位のプレミアムカードは「マリオット・アメックス・プレミアム」、「マリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアム」と呼ばれたりしています。
本記事では、前者を一般カード、後者をプレミアムカードと呼び説明していきたいと思います。
マリオットアメックスの特徴
無料宿泊特典がもらえる
マリオットアメックスは、一般カード・プレミアムカードのどちらも年間利用金額が150万円を達成すると継続特典として、マリオットボンヴォイ参加ホテルで利用できる無料宿泊特典が1泊分もらえるという特典があります。
この特典が非常に魅力的で、マリオットボンヴォイは世界中にホテルが展開されているので、国内だけでなく海外の高級ホテルも無料で宿泊することができます。うまく活用すれば、この特典だけで年会費分をペイすることが可能です。
ポイントをホテルの宿泊に利用すれば実質ポイント還元率が3%以上に
マリオットアメックスは一般カードでは100円ごとに2ポイント、プレミアムカードでは100円ごとに3ポイントのMarriott Bonvoyポイントを獲得することができます。
Marriott Bonvoyポイントは、ホテル宿泊に利用すると1ポイントの価値が0.5〜3.0円程度の価値になるため、仮に1ポイントの価値が1円だとしても一般カードで2%、プレミアムカードで3%の還元率となるため、他社のクレジットカードと比べるとかなり高い還元率を実現することが可能になります。
Marriott Bonvoyポイントを効率よく使うテクニックは記事の後半でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
カードを発行するだけでマリオットボンヴォイの会員ステータスがアップする
マリオットアメックスは、カードを保有しているだけでマリオットボンヴォイの上位会員ステータスをゲットすることができます。
会員ステータスの種類と獲得条件は下記の通りです。
会員ステータス | 獲得条件 |
---|---|
シルバーエリート | 年間10泊 |
ゴールドエリート | 年間25泊 |
プラチナエリート | 年間50泊 |
チタンエリート | 年間75泊 |
アンバサダーエリート | 年間100泊以上、かつ年間23,000ドル以上利用 |
旅行に頻繁に行く方で無い限り、頑張っても年間10泊でシルバーエリート獲得するのが限界だと思います。
しかし、マリオットアメックスを保有していると、一般カードはシルバーエリート、プレミアムカードはゴールドエリートの会員資格を獲得することができます。さらに、一般カードは年間100万円以上利用でゴールドエリート、プレミアムカードは400万円以上利用でプラチナエリートの会員資格を獲得することができます。
プラチナエリートとなると年間50泊が条件なので普通に達成するのはかなり困難ですが、プレミアムカードでたくさん支払いを行うと達成することができ、実際にプレミアムカードを持っている方はこのプラチナエリートの会員資格に魅力を感じてカードを保有している方がたくさんいます。
ちなみに、気になるプラチナエリートには下記のような特典があります。
- 対象ホテルの利用時に50%のボーナスポイント獲得
- 午後4時までのレイトチェックアウトが可能
- ポイント、無料の朝食、アメニティのいずれかを宿泊ごとにプレゼント
- ホテルの部屋の無料アップグレード
- ラウンジへのアクセス保証
特に注目すべきなのが部屋の無料アップグレードで、チェックインの際に、例えば1泊5万円の部屋を予約していた場合でも部屋が空いていると1泊10万円の部屋に無料でアップグレードしてくれたりします。
さらにこれは無料宿泊特典を利用する際でも同様なので、1泊10万円のホテルに無料で宿泊できるチャンスがあるという驚きの制度です。
ただし、無料アップグレードはホテルの混み具合によっては行われない場合もあるので、ある種運頼みな部分があり、これだけに期待するというよりはおまけ程度で捉えておいた方がいいでしょう。
また、ホテルのレストランで朝食やディナーを食べる際にも、会員ステータスが高いと眺めがいい席に案内してくれたりするなど、ホテル滞在時の心地よさが格段にアップします。
マリオットボンヴォイの参加ホテルをよく利用する方は、マリオットアメックスを保有してゴールドエリートやプラチナエリート資格を獲得することをおすすめします。
マイル還元率も高い
プレミアムカードの場合、100円の利用でMarriott Bonvoyポイントを3ポイント獲得することができます。
また、Marriott Bonvoyポイントは60,000ポイントを25,000マイルと交換することができるため、マイル還元率は1.25% となります。
これは他社のクレジットカードと比べてもマイル還元率が高く、普段の買い物でマイルを貯めたいいわゆる「陸マイラー」と呼ばれる方にとっては強い味方になってくれるでしょう。
国内28箇所+ホノルルでの空港ラウンジが無料
マリオットアメックスの特典として、国内28箇所の空港、ハワイ・ホノルルの「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の空港ラウンジを無料で利用することができます。
海外旅行の場合は余裕を持って空港に行かなければなりませんが、空港ラウンジが利用できればソファでゆったりとドリンクを飲みながら発着を待つことができるので、ゆったりと時間を過ごすことができます。
海外旅行の帰国時に自宅までスーツケースを配送してくれる
マリオットアメックスには「手荷物無料配送」サービスが付与されていて、海外旅行からの帰国時に空港から自宅まで、1人1個まで無料で配送してくれます。
お土産などで重くなったスーツケースも、空港で預けて自宅で受け取ることができるので、空港からの帰り道に大変な思いをしなくて済みます。
小さな特典に思えるかもしれませんが、使ってみるととても便利で、海外旅行や海外出張が多い方にはとてもおすすめです。
一般カードとプレミアムカードの違い
一般カードの年会費は23,100円、プレミアムカードの年会費は49,500円となっており、大きな違いがあります。
ただし、プレミアムカードの方がポイント還元率や特典内容が優れているため、人によって適したカードは異なります。
下記に、2つのカードの違いについてまとめました。
一般カード | プレミアムカード | ||
---|---|---|---|
年会費 | 基本カード | 23,100円 | 49,500円 |
家族カード | 1枚目無料 | 1枚目無料 | |
獲得ポイント | 通常の獲得ポイント | 2ポイント/100円 | 3ポイント/100円 |
加盟ホテルでの獲得ポイント | 4ポイント/100円 | 6ポイント/100円 | |
継続特典 | 宿泊実績 | 5日分の宿泊実績 | 15泊分の宿泊実績 |
無料宿泊特典 | 150万円以上利用で1泊(35,000ポイント相当)獲得 | 150万円以上利用で1泊(50,000ポイント相当)獲得 | |
エリートステータス | 通常 | シルバーエリート | ゴールドエリート |
利用条件達成 | 年間100万円以上利用でゴールドエリート | 年間400万円以上でプラチナエリート | |
トラベルサービス | 空港ラウンジ | ◯ | ◯ |
手荷物無料配送 | ◯ | ◯ | |
手荷物無料配送対象空港 | 成田空港、中部空港、関西空港 | 羽田空港、成田空港、中部空港、関西空港 | |
各種プロテクション | 海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | |
ショッピング・プロテクション | 200万円まで | 500万円まで | |
キャンセル・プロテクション | - | 年間10万円まで | |
リターン・プロテクション | - | 1商品につき最高3万円相当まで | |
スマートフォン・プロテクション | - | 修理代金を最大3万円まで補償 |
様々な違いがありますが、重要な点はポイント還元率が一般カードでは2ポイント/100円、プレミアムカードでは3ポイント/100円というところで、マリオットアメックスを120%活用したい場合はプレミアムカードがおすすめです。
プラチナエリート会員資格を獲得する場合は年間400万円以上の利用が必要ですが、年間400万円利用するとポイント還元で12万ポイント獲得することができ、1ポイント1円のレートでホテル宿泊に利用すれば、12万円相当のホテル宿泊料金が無料になります。
年に1回ハワイ旅行に行きたいと考えている方は、無料宿泊特典と合わせれば、滞在日数にもよりますがほとんどのホテル宿泊代金をマリオットアメックスの特典とポイント還元で無料にするということも不可能ではありません。
入会キャンペーンでお得にポイントを獲得しよう
マリオットアメックスは、入会時に多くのボーナスポイントがもらえる入会キャンペーンを実施しており、「入会から3ヶ月位内に30万円以上の利用」という条件を達成すると、下記のボーナスポイントを獲得することができます。
カードの種類 | 公式サイトから | 紹介から |
---|---|---|
一般カード | 16,000ポイント | 19,000ポイント |
プレミアムカード | 39,000ポイント | 45,000ポイント |
初年度は無料宿泊特典を獲得することができませんが、その代わりにボーナスポイントがもらえるという仕組みになっており、初年度からお得に利用することが可能。
入会を検討されている方は、後で後悔しないように事前に入会キャンペーンの情報をチェックしてみましょう。
マリオットアメックスおすすめ情報
ふるさと納税や国税で獲得ポイントを損しない方法
ふるさと納税や国税の支払いをマリオットアメックスで行った場合、獲得ポイントは通常の半分のポイントとなってしまいます。
利用実績には通常通り反映されるので、プラチナエリートのために400万円以上の利用を目指している場合などは特に影響ありませんが、獲得ポイントが半分になってしまいます。
税金の支払いはまとまった金額になることも多いですが、ポイント還元率が半分になってしまうと少し残念ですよね。
下記のページでご紹介している手順で税金を支払うと、通常の還元率でポイントを獲得することが可能です。ぜひチェックしてみてください。
モバイルSuicaのチャージでポイントをお得に貯める方法
マリオットアメックスに限らず、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードはモバイルSuicaのチャージはポイント加算対象外となっています。
しかし、ある方法でチャージすることにより、プレミアムカードなら3%、一般カードなら2%の通常還元率でポイントを貯めることが可能です。
詳しい方法は下記のページでご説明しているので、気になる方はチェックしてみてください。
カード付帯の保険も充実した内容
マリオットアメックスに付帯する「海外旅行保険」や「国内旅行保険」の保障内容や保険の使い方などをまとめました。
いざという時に頼りになるので、内容を把握しておきましょう。